フランケン | 森田酒店オンラインショップ
品質管理は徹底しています当店では在庫管理設備として・大型プレハブ冷蔵庫・プレハブ冷蔵ショーケース・リーチン冷蔵ショーケース・定温定湿倉庫(約15°,約75%)を、保有しており万全の品質管理を心掛けています。商品特性に応じて適切な場所で商品を保管していますので、安心してお買い求め下さい。
フュルスト シュペートブルグンダー トラディション 2021 / ルドルフ フュルスト
¥7,650
【スタンダードレンジなのに中身はGG80%&1er20%】 【イギリスでは即完売必至】 【ブルゴーニュに例えるとクラシックスタイル】 【ドイツらしいキイチゴや紅茶を思わせる複雑なアロマに樽香】 【抜群の旨みとしっかりとした酸】 【今飲むとしたら抜栓2日目がオススメ】 【長期熟成向き】 あえてブルゴーニュに例えると、近年の果実味が前面に出た豊満なスタイルではなく冷涼さを感じさせるクラシックスタイル。 こちらはこの生産者のスタンダードレンジですが、素晴らしく美味です。 その理由のひとつとして、使用されている葡萄の畑格の構成比は驚きのGG80%、1er20%!! ドイツらしいキイチゴなどの赤果実や紅茶を思わせる複雑なアロマに樽香があり、抜群の旨みとしっかりとした酸があります。余韻も長く、単体で楽しめる主役のワインです。 当店で抜栓した際は2日目が一番開いておりました。 輸入元様によるとこの生産者は、ワインの教育や学問的解釈における中心地であるイギリスにおいて非常に評価されており商品がリリースされるとすぐに完売になるとのことです。 前述の通り、クラシックスタイルのブルゴーニュが好きな方や長期熟成をお考えの方に、是非ともお買い求め頂きたいアイテムです。 **************************************** 生産産地 ドイツ>フランケン 生産者 ルドルフ フュルスト 品名 フュルスト シュペートブルグンダー トラディション 2021 タイプ 赤 品種 シュペートブルグンダー(ピノノワール) 100 容量 750ml 備考 Alc:13%、残糖:0.1g/L、酸:4.8g/L、228L古樽 約14~18ヵ月、熟成:一部全房発酵 **************************************** 現代ドイツのピノ・ノワールを世界に知らしめた代表的生産者フュルスト醸造所。フュルストらしい、赤い果実、サワーチェリーのような香り、色調も明るく、酸もしっかりとしている。鉄分を思わせる緊張感のあるミネラルが余韻を引き締める。一部樹齢40年のピノ・ノワールを使用。228Lの古樽にて14ヶ月以上熟成。無濾過無清澄にて瓶詰。 生産者について(輸入元資料引用) ◎白ワイン産地から突如現れたブルゴーニュスタイルのエレガントピノ・ノワール ジルヴァーナによる辛口白ワインが著名な産地フランケン地方。 フランケン地方の西側に位置し、マイン川の支流、エルフ川に面した村ビュルクシュタットにフュルスト醸造所はあります。 ルドルフ・フュルストは、今や世界のピノ・ノワール好きの間では知らぬ者はいない存在です。 専門誌等の評価に留まらず、MWのジャンシス・ロビンソン女史やシュチュワート・ピゴット氏を始めとする著名な専門家からも「フュルストはドイツのピノマジシャン」、「ブルゴーニュはビュルクシュタットにあり」と非常に高い評価を得ています。 ◎1代で築き上げた名声 ~パウル・フュルストさん~ 当時、ドイツではまだまだ甘口白ワインの生産が盛んで、赤ワインは果汁に熱を加えて色素を抽出したものや、甘みの付いたものが主流でした。 そんな中、パウルさんはブルゴーニュ等の世界の著名生産者とコンタクトを取ることで情報を集め、1989年に約10年の月日をかけ、フランケン地方から世界を圧巻させる赤ワイン(ピノ・ノワール)を生み出しました。当時、これほどまでに洗練された赤ワインがドイツから生まれるなんて誰も想像にもしていなかった為、世界を驚愕させました。「ドイツ赤のパイオニア」と呼ばれ、ドイツワインの品質にVDP(高級ドイツワイン生産者連盟)以上に大きな影響を与えたとして伝説の人とされています。 地元のビュルクシュタットは、14世紀頃と「とても良質で貴重なワインを生産していた」と記録も残されています。 パウルさんは2003年ゴー・ミヨ誌にて最優秀醸造家に選出され、2019年にはVDP(ドイツ高級ワイン生産者連盟)からビュルクシュタットのツェントグラーフェンベルクを著名にしたことが表彰されています。 パウルさんに、「ここまで成し遂げるのには、多大なご苦労もあったのでは?」と問うと「私は運が良かった。受け継いだ畑は良い畑だったので、すぐにお客さんがついた。大事なのは、ただ一生懸命取り組むこと。」といかにもドイツ人らしい実直なお答えをいただきました。 1.5haにしか満たなかった所有畑は22haにまで拡大。今も醸造所の名前とともにシュペートブルグンダーの歴史にその名を刻み続けています。 ◎天才と呼び声の高い後継ぎ ~セバスチャン・フュルストさん~ ガイゼンハイム醸造学校を卒業後、国内外の数々の著名生産者を渡り歩き、2007年にフュルスト醸造所に帰還。2008年から中心的に醸造に携わっていたセバスチャンさんですが、2018年より正式に当主を交代。 国内で研修生だった時代から、ドイツワイン業界では「とんでもない若手がいる」と噂になっていたそうです。セバスチャンさんの造るワインのスタイルはパウルさんのスタイルを踏襲しながらも、帰るや否や本格的に全房発酵を取り入れる等、最新の技術も取り入れながらより洗練されたエレガントなスタイルになっています。 セバスチャンさんもまた、多くの評論家から注目を集め2018年ファルスタッフ誌、2022年ヴィノム誌にて年間最優秀醸造家賞に選出されています。 最優秀醸造家賞を親子で受賞し、1つに醸造所で3つ獲得しているのは異例です。 セバスチャンさんを始めとするフュルスト家の皆さんは、日本料理が一番好きな料理のカテゴリーということもあってか、ただでさえ生産量の少ないワインで毎年1度のオファーで完売してしまうのにもかかわらず私たち輸入元に対しても一際、熱意をもって接してくださっています。 ◎赤色砂岩 フュルスト醸造所を語る上で欠かせないのが赤色砂岩土壌。三畳紀の初期に形成された酸化鉄を含む土壌は、名の通り赤褐色をしており、古くから建造物の石材として多く使用されてきました。赤色砂岩は、非常に水はけが良く、空気を通しやすく、蓄熱性が見込めます。 そのため、とりわけ冷涼なフランケン地方でも盆地であるという条件も重なり、良質なピノ・ノワールの育成が可能となります。(フュルストでは、畑の熱をぶどうに与えられるよう、フュルスト醸造所のぶどうの樹を非常に低く仕立てています) 赤色砂岩がワインの味わいに与える影響としては、フランケン地方の他の土壌と比較して引き締まった酸味になり、鉄分を思わせる緊張感のあるミネラル感が味わいの後半に残ります。 フュルストさんのワインはとりわけ長熟で熟成とともにさらに花開いていきます。