品質管理は徹底しています
当店では在庫管理設備として
・大型プレハブ冷蔵庫
・プレハブ冷蔵ショーケース
・リーチン冷蔵ショーケース
・定温定湿倉庫(約15°,約75%)
を、保有しており万全の品質管理を心掛けています。
商品特性に応じて適切な場所で商品を保管していますので、安心してお買い求め下さい。
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イル グエルチオ 2021 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥9,400
【毎年割り当ての人気商品】 【ピノノワールのようなサンジョヴェーゼ】 【早飲みもOK!!もちろん熟成のポテンシャルも大!!】 【フラグシップキュヴェ!!アロマや厚みが格別】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 イル グエルチオ 2021 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 12000本のリリースに対し国内1080本の入荷。ラーモレの中心地、ファットリア・ディ・ラーモレのカンティーナを囲むように位℃置する、南西向き、樹齢20~40年のサンジョヴェーゼ50%と、ラッダの標高600m 、コッレ・ペトローゾからのサンジョヴェーゼを50%ブレンド。 数台のプラチック容器でフットクラッシュしたサンジョヴェーゼをピエ・ド・キューヴとして54hlのノンブロ社のキューブセメントタンクに20%全房で投入したサンジョヴェーゼに流し込み発酵を促す。発酵中の温度は29℃を上限とする。 約1ヶ月の主発酵後、軽くラッキング。さらに果皮とともにカッペッロ・ソッメルソで4ヶ月間マセレーション。一部を17HL容量のエッグタンクに移し、11ヶ月熟成。ブレンドの後、約2ヶ月瓶熟。「2021年は少し濃縮感があって、いわゆるクラシックな味わい」とショーン。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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トスカーナ ロッソ ウノ 2019 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥10,500
SOLD OUT
【毎年割り当ての人気商品】 【ピノノワールのようなサンジョヴェーゼ】 【早飲みもOK!!もちろん熟成のポテンシャルも大!!】 【現行よりバックヴィンテージ】 【醸造責任者が太鼓判の優良ヴィンテージ】 【最上位キュヴェ】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 トスカーナ ロッソ ウノ 2019 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 「Wonderful Elegance!! 2019年は会心の出来」とショーン。 10000本のリリースに対し日本への割当は300本。 ラッダからのサンジョヴェーゼのベストセレクション。20%全房、フットクラッシュ。プロットごとにステンレスタンクとキューブ型のセメントタンクで約60日間マセレーション。自生 酵母のみ。発酵温度は32℃を上限とする。その後、ノンブロのキューブセメントと数パーセントの割合をオーストリア産ストッキンガー社の新樽の500Lトノーで18ヶ月間熟成させる。ボトリング後、約2ヶ月の瓶熟を経てリリース。 「このワインは全房仕込みと長いマセレーションから生まれる実験的なワイン。私がとる醸造の全ての目的はサンジョヴェーゼが持つエレガントさ、軽やかさ、そして複雑味の全ての要素を出し切ることにある。そしてこの方法がタンニンの重合の末に生まれる深みとフレッシュさをワインに与えることが出来ると信じている」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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トスカーナ ロッソ ウノ 2020 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥10,700
SOLD OUT
【毎年割り当ての人気商品】 【ピノノワールのようなサンジョヴェーゼ】 【早飲みもOK!!もちろん熟成のポテンシャルも大!!】 【最上位キュヴェ】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 トスカーナ ロッソ ウノ 2020 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 世界へ15000本のリリースに対し日本へは420本の入荷。 ラッダからのサンジョヴェーゼのベストセレクション。20%全房、フットクラッシュ。プロットごとにステンレスタンクとキューブ型のセメントタンクで約 60 日間マセレーション。主発酵中は32℃を上限とし、ポンピング・オーヴァーは1日 1 回にとどめ軽い抽出を目指す。マセレーション完了後、ノンブロ社のキューブセメントと数パーセントのマストをストッキンガー社の500Lトノーで18ヶ月間熟成させる。ボトリング後、約2ヶ月の瓶熟を経てリリース。 「2020年は昨年と比べて、果実が明確に見えるようなはっきりとした味わいになった。今から開けても既に素晴らしいが、さらに熟成させても美味しく楽しめるだろう」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ドゥエ 2015 / テヌータ ディ カルレオーネ 【希少!!終売商品!!】
¥6,600
【毎年割り当ての人気商品】 【2021年が最後の終売商品】 【メルローが5%ブレンドされることで厚みが格段に】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ドゥエ 2015 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ95 / メルロー5 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** ベラルデンガのターナ・デイ・ルーピからのサンジョヴェーゼに5%だけメルロをブレンド。ステンレスタンクとノンブロ社のキューブセメントタンクで約40日間、自生酵母のみでマセレーション。上限とする発酵温度は29度。500Lのトノー(新樽率10%)とステンレスタンク、セメントタンク内でそれぞれ18ヵ月間熟成させブレンド。3ヵ月間の静置後にボトリング。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ピアンヴェッキオ 2021 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥4,100
【毎年割り当ての人気商品】 【溢れるミネラル感】 【現行ヴィンティージより1年BV】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ピアンヴェッキオ 2021 タイプ 白 品種 マルヴァジア45/トレッビアーノ45/サンジョヴェーゼ5/リースリング&ヴェルメンティーノ5 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 3000本のリリースに対し日本への割当は360本。マルヴァジア45%、トレッビアーノ45%、サンジョヴェーゼ5%にほんの数握りのリースリング、ヴェルメンティーノから構成されるこの白ワイン。ステンレスタンク内での全房発酵と数ヶ月の静置。リリース直後はミネラルの硬さとヴィヴィッドな酸味が立つが、1年も経つとリンゴのような果実味と複雑味が顔を出す。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ピアンヴェッキオ 2022 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥4,300
【毎年割り当ての人気商品】 【現行ヴィンティージ】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ピアンヴェッキオ 2022 タイプ 白 品種 リースリング45/ヴェルメンティーノ45/マルヴァジア&トレビアーノ10 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 3000本のリリースに対し480本の入荷。リースリング45%、ヴェルメンティーノ45%にマルヴァジアとトレッビアーノから構成される。ステンレスタンク内での100%全房発酵と数ヶ月の静置。「今年からサンジョヴェーゼをブレンドをするのを止めた。代わりにリースリングを主体にすることで酸味と奥行きを表現出来ていると思う」とショーン。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ロザート 2020 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥3,300
【毎年割り当ての人気商品】 【軽めの飲み口だけど複雑】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ロザート 2020 タイプ ロゼ 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** ラッダ(村名)とベラルデンガ(村名)からのプレ・ハーヴェストによるサンジョヴェーゼ100%。全房のままプレスし、果汁のみを発酵温度13℃までを許容しながらノンブロ社製キューブ型セメントタンクで3ヵ月間のアルコール発酵。自生酵母のみ。そのまま1ヵ月間静置。2020年は昨年と変わらず10000本のリリース。日本への割り当ては492本。「2019年と比較して、よりエレガントで軽めのタッチ。クリスプな酸でとってもフレッシュ」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ロザート 2021 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥3,300
【毎年割り当ての人気商品】 【軽めの飲み口だけど複雑】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ロザート 2021 タイプ ロゼ 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 12000本のリリースに対し日本への割当は480本。ラッダ(村名)とベラルデンガ(村名)からのプレ・ハーヴェストによるサンジョヴェーゼ100%。全房のままプレスし、果汁のみを発酵温度13℃までを許容しながらノンブロ社製キューブ型セメントタンクで3ヶ月間のアルコール発酵。自生酵母のみ。そのまま1ヶ月間静置。「2020年と同様にクリスプな酸でとってもフレッシュ」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ロザート 2022 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥3,600
【毎年割り当ての人気商品】 【軽めの飲み口だけど複雑】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ロザート 2022 タイプ ロゼ 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 25000本のリリースに対し国内600本の入荷。サンジョヴェーゼ100%。100%全房のままプレスし、果汁のみを発酵温度13℃までを許容しながらキューブ型のセメントタンクで3ヶ月間のアルコール発酵。自生酵母のみ。そのまま1ヶ月間静置。「2021年と同様にクリスプな酸でとってもフレッシュ」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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イル グエルチオ 2020 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥8,800
SOLD OUT
【毎年割り当ての人気商品】 【ピノノワールのようなサンジョヴェーゼ】 【早飲みもOK!!もちろん熟成のポテンシャルも大!!】 【フラグシップキュヴェ!!アロマや厚みが格別】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 イル グエルチオ 2020 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 12000本のリリースに対し日本への割当は846本。 数台のプラチック容器でフットクラッシュしたサンジョヴェーゼをピエ・ド・キューヴとして54HLのノンブロ社のキューブセメントタンクに20%全房で投入したサンジョヴェーゼに流し込んで発酵を促す。発酵中の温度は29℃を上限とする。 約1ヶ月の主発酵後ラッキング。さらにカッペッロ・ソッメルソで4ヶ月間マセレーション。2月の末に一部を17HL容量のエッグタンクに移し、11ヶ月熟成。ブレンドの後、約2ヶ月瓶熟。最終収量40HL/HA。「2019年までと比べてちょっとアーシー。但し味わいのディレクションは全く変わっていない。果実の集中力と軽やかさが両立している」とショーン。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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キャンティ クラシコ 2020 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥4,400
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【毎年割り当ての人気商品】 【ピノノワールのようなサンジョヴェーゼ】 【早飲みもOK!!もちろん熟成のポテンシャルも大!!】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 キャンティ クラシコ 2020 タイプ 赤 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 下記参照 **************************************** 60000本のリリースに対し国内2400本の入荷。ラッダ(村名)のサンジョヴェーゼ100%。20%全房、フットクラッシュによるプレス。プロットごとにステンレスタンクやキューブ型のセメントタンクを用い、上限32℃を許容しながら約2ヶ月間のマセレーション。主発酵期間中は一日1回、5分間だけポンピングオーヴァーと軽い抽出を心掛ける。 グルニエ社とストッキンガー社の30HLと25HLのボッテ、54HLのキューブ型セメントタンクの3つの容器で16ヶ月の熟成の上ブレンド。2ヶ月間の瓶熟。「2020年のラッダは夏場、ブドウの生育がストップするほど乾燥したヴィンテージ。しかし、9月に気温が下がり、好ましい量の降雨があった。過熟しすぎず狙ったエレガントさを表現できたヴィンテージ」 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!
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ガラベル バローロ 2018 / ソルド
¥3,400
SOLD OUT
【お値打ちバローロ】 【キレイ目だけどしっかりボディ】 【3,000円台】 スミレ、シナモン、なめし皮や黒果実系の複雑なアロマ。しなやかなタンニンがあり、キレイ目テイストだけれどもしっかりとしたボディがあります。バローロとしては非常に安価ですが、しっかりとバローロです。 バローロと言えば強靭なタンニンがあり、飲み頃を迎えるまでに時間がかかるイメージですが、こちらは果実味もたっぷりとあることから今飲んでも美味しいです。 **************************************** 生産地域 イタリア>ピエモンテ 生産者 ソルド 品名 ガラベル バローロ 2018 タイプ 赤 品種 ネッビオーロ100 容量 750ml 発酵&熟成 ステンレスタンク6カ月,スラヴォニアオーク大樽 24ヵ月 備考 ジェームズサックリング93点(2017) **************************************** ●生産者について(輸入元資料より) バローロ地区屈指の銘醸地カスティリオーネ・ファレット村に本拠を構える「ソルド」は1912年創業の歴史ある生産者です。 セッラルンガ・ダルバ、モンフォルテ・ダルバ、ラモッラなどからのネッビオーロをブレンドしてつくられる伝統的バローロで、熟した赤系や黒系の果実味がたっぷりとあり、魅力的な黒トリュフとフレッシュハーブの香りがあります。果物のフレーヴァーによるフルボディで丸みを持った味わいが口中で広がり非常にシルキーで、しっかりとしたタンニンも感じられます。畑は深い石灰質で丘の中 腹にあり、陽当たりの良い南南東向き。標高300~400mからのブドウ使用。発酵温度30°のステンレスタンクで4~7週間のマセレーション。マロラクティック発酵後、2~4か月間静置。ステンレスタンク6ヶ月熟成、その後スラヴォニアオーク30HLの大樽で24ヶ月熟成し瓶詰め。密植率4,000本/ha。
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ロザート 2019 / テヌータ ディ カルレオーネ
¥3,300
SOLD OUT
【毎年割り当ての人気商品】 【軽めの飲み口だけど複雑】 【当店仕入れ担当のお気に入り生産者】 **************************************** 生産産地 イタリア>トスカーナ 生産者 テヌータ ディ カルレオーネ 品名 ロザート 2019 タイプ ロゼ 品種 サンジョヴェーゼ100 容量 750ml 発酵&熟成 **************************************** ラッダ(村名)とベラルデンガ(村名)からのプレ・ハーヴェストによるサンジョヴェーゼ100%。全房のままプレスし、果汁のみを発酵温度13℃までを許容しながらノンブロ社製キューブ型セメントタンクで3ヵ月間のアルコール発酵。自生酵母のみ。そのまま1ヵ月間静置。 生産者について(輸入元資料引用) 生産者はテヌータカルレオーネと記載していますが、現醸造長であり多大な影響を与えているショーン・オキャラハンについて以下に記載します。 ワインショップ、飲食店、業務酒販、輸入業者。どの業態であってもワインを仕入れる立場にある方なら、個人の趣向と純粋な業務として仕入れの狭間で揺れ動いてしまうような生産者のひとりふたり持っているのではないでしょうか。 リエチネ(ショーンの以前の勤め先。ここでワインの醸造長をしていた)のショーン・オキャラハンから「〇〇、残念だけどリエチネをやめることになったよ」という一報がはいったのが、2016年の10月10日。続けてこんな意味深なメールが・・・「まぁでも、ちょうどいいタイミングだと思う。オーナーはリエチネを違う方向性にもっていこうとしている。それはそれでいいんだけど。ともかく収穫前にここを出ていかないといけない。このタイミング、ボクの意思だけではないんだけどね。こっちはこっちで新しいプロジェクトを始めることにしたから。お楽しみに!」 それからリエチネのセールス担当者に何があったか問い合わせてもはっきり答えてくれないし、ショーンに直接メールをしても電話をしても連絡がつかない。以前リエチネで働いていた友人のステファンとの連絡で、ようやく事の背景を理解することが出来たものの、肝心のショーンと連絡が付かない日々が続きます。ステファンでさえ居場所が分からないと。ショーンの息子ジャスパーくんへの「なんとかお父さんから連絡するよう伝えて!」というリクエストもむなしく。とうとう「おれの友だちはお前の友だち」という、いかにもイタリア人的な考えからか、ステファンの友人ルパートくんまで登場し、ステファン、ルパートくん)、私の3人でショーンの居場所を探すことになったのです。その間にもショーン自身のインスタグラムから入ってくる断片的な情報は、私たちの捜索を高みで見物しているかのよう。 ――「ショーンが新しいワインをつくったらしい!!」 見つからないからこそ見つけたい!飲めないかもしれないからこそ飲みたい!という思いは、おっさんがいうのも変なものですが恋心にも似て。そのショーンのまだ見ぬ新しいワインの情報を出来る限りしらみつぶしに探して回る私たちはまるでストーカーにでもなったかのような錯覚さえ覚えました。「これって個人的な趣味の世界・・・!?」 そう捉える方もいらっしゃるかもしれません。その時点では味の確認のしようもないし、価格さえ分からないのですから。でも、ショーン・オキャラハンのつくる「リエチネ・ド・リエチネ」(IGT)はその上質感と、濃密で縫い目なく詰まった果実味をもって、筋肉質な「ラ・ジョイア」しか知らなかった飲み手に、またプロにも大きな衝撃を与えたワインでした。しかも、このワインが素足でクラッシュされ、自生酵母で醸され、卵型のセメントタンクで熟成――という、なんとも今はやりの自然派ワイン的な醸造方法と聞くにつけ、オフフレーヴァーの一切を感じさせないのが信じられないぐらい。 語弊を恐れずにいうと、要するにショーンは天才なのです。 そして、とうとうショーンと連絡が取れたのが今年の3月。リエチネをやめてからなんとも5か月過ぎてからのことです。しかしその後も「ごめんごめん!スペインに行ってたからさ」とか「明日には連絡するから待っててね」が、一週間後だったりと、風来坊な彼らしく、連絡が急に途切れることもしばしば。なんとか4月のヴェローナで個人的に会う約束を取り付けたものの、本当に彼と会えるかどうかは神のみぞ知る!なぜならヴィニタリー会場には古巣のリエチネもいるし、彼の突然の雲隠れを心配していた他のバイヤーたちも、彼の存在を知るや否やきっと押しかけるだろうから。なにしろ、もともとショーンはヴェローナに来る予定にしていなかったのです。 そして・・・ 会場の片隅で久しぶりに出会った私たちは1時間半という限られた時間、お決まりの近況報告もそっちのけで彼自身の手による新たなワインの話に没頭したのでした。 ショーン・オキャラハンの手による新たなワインの名前は「イル・グエルチォ」(フラグシップ・ワイン)。つくり手として、シンプルながらも印象深い上品なフォントで「ショーン・オキャラハン」と記されています。ラベルの台紙はあのIGTのリエチネで使われたものと同じ、厚めのマット紙。右下にはショーンのトレードマークがエンボスで加工されています。 肝心の味わいは言わずもがな。サンジョヴェーゼ・ピューリタンの彼らしく、今回もやっぱりSG100%。IGTリエチネの濃密感はそのままに、より酸味が洗練されている印象。また、IGTリエチネと比べ、より赤系のチェリーやイチゴ、スミレ、紅茶などの香りが一気に引き立つ。エアリー(軽いという意味ではない)な飲み口な一方、甘いタンニンを伴いながら、長く長く続く余韻。 「ボクはリエチネでベストを尽くしてきた。で、自分の努力が頂点に行きついたと思った時が次のゴールを目指すにふさわしいタイミングなんだよ」とショーン。 彼のワインのラベルにはこのような言葉がかかれています。 私は生まれつき片目が見えません。 だから生涯通じて他のひとと違ったものの見方をしてきましたが、 時にこれが有利に働いたり、そうでなかったりします。 最良の友人は私のことを「Il Guercio」と呼びますが、 これはトスカーナでは「片目野郎」という意味です。 ワインはすこぶる普通ではなく、古典的なブドウ品種に対する私の個人的な見解だったり 自分の興味のある特別な容器をつかったりして醸造したものです。 全てのヴィンテージの作柄がそれ自体を定義づけます。 私はただ、それを正しい方向に導き、その作柄によって 与えられた特徴をワインに見出すよう促すのみ。 脚による柔らかな破砕とごく自然な発酵と、 そして可能な限りごく少量の亜硫酸を使ってボトリングしています。 片目を閉じてワインを楽しみながら、 別の視点で生きるということをゆっくり考えよう。 チアーズ!