品質管理は徹底しています
当店では在庫管理設備として
・大型プレハブ冷蔵庫
・プレハブ冷蔵ショーケース
・リーチン冷蔵ショーケース
・定温定湿倉庫(約15°,約75%)
を、保有しており万全の品質管理を心掛けています。
商品特性に応じて適切な場所で商品を保管していますので、安心してお買い求め下さい。
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【バックヴィンテージ】レ ピオン 2018 / ルドヴィック シャンソン
¥4,600
【2022年1月リリース分】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>ロワール 生産者 ルドヴィック シャンソン 品名 レ ピオン 2018 タイプ 白微泡 品種 シュナンブラン100(手摘み/平均35年) 容量 750ml 発酵&熟成 全房空気圧式圧搾・66hlのグラスファイバータンクで5ヶ月発酵(マロラクティック発酵あり)・2回スーティラージュ・ティラージュ:2019年2月・瓶内発酵・熟成 ドザージュ:0・デゴルジュマン:2021年5月・無濾過・無清澄 亜硫酸塩 瓶詰時20g/L アルコール度 13.5% *********************************************** 18年はとても暑い年でした。自社のシュナンブランを全房でプレス後グラスファイバーで5 ヶ月発酵、2回スーティラージュし不要な不純物を取り除き19年2月に糖を残したままティラージュし瓶内で発酵・熟成し21年5月にデゴルジュマンしました。輝くレモンイエロー色、白桃のシロップやクッキーの甘い香り、たっぷりエキスが溶けた泡、高めの酸とミネラル感、見事な熟成感です。 ●生産者について(輸入元資料より) ロワール、モンルイに無農薬の畑でワインを造っているAlexMathur(アレックス・マチュー)というワイナリーがありました。そこの醸造家のエリックは2007年までたった1人でワインを造っておりました。 ワイン造りを勉強する為に2005年にアンボワーズに入学したルドヴィック・シャンソンは、友人がエリックの所に見習いで働いた経緯があり彼と知り合い、同じ無農薬のワインを造りたくてエリックと意気投合して2008年に一緒にワイン造りを始めました。しかしその後、色んな諸事情で2009年からルド(ルドヴィック)が100%オーナーとなり、エリックはワイナリー AlexMathurをルドに売却。ルドはたった1人で切り盛りする事になりました。 そしてそれを機にワイナリーの名前も変更、自分の名前を取ってLudovic Chansonという新しいワイナリーが誕生したのです。1971年Toursの生まれのルドヴィック・シャンソン。 Tours大学を卒業した後、生命科学を専攻し15年間Biologisteとして働いていたが、ワインに興味が変わり、学生に戻りました。そして最終的に選んだのはやはり生まれ故郷のロワールです。実はグレゴリー・ルクレール氏(ドメーヌ・シャウ・エ・プロディージュ)と大の仲良し。 それもそのはず、2005年のアンボワーズの学校で一緒に机を並べた仲なのです。高校を卒業してから入学する生徒が多い中、社会人の枠で知り合いました。そのクラスには何人かの社会人はいたけども、実際自分でワイン造りを始めたのは、たった3人、それだけ現実は厳しいです。その3人の中の2人ルドとグレゴリーは、何か解らない事があると2人で助け合ってワイン造りを行っております。 でも2人共、それぞれたった1人でワイナリーを始めた一匹狼同士、どんなに仲が良くてもいつも孤独と隣り合わせの現実の中、熱い情熱をもって畑で仕事をしております。 ルドが引き継いだ畑は全部で6ha。モンルイなので、シュナンブランがメインで4.6ha、さらにシャルドネが0.65ha、ソーヴィ二ヨンブランが0.75haと全て白品種です。
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【バックヴィンテージ】レ カボティヌ 2019 / ルドヴィック シャンソン
¥4,350
【2022年1月リリース分】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>ロワール 生産者 ルドヴィック シャンソン 品名 レ カボティヌ 2019 タイプ 白 品種 シュナンブラン100(手摘み/平均45年) 容量 750ml 発酵&熟成 空気圧式圧搾・400Lの古樽で13ヶ月間発酵・熟成(マロラクティック発酵あり)・濾過あり・清澄あり 亜硫酸塩 瓶詰時20g/L トータル20mg/L アルコール度 13% 残糖 14g/L *********************************************** 19~20世紀のパリのキャバレーを舞台に活躍した女性アーティストへオマージュしたキュヴェです。粘土・シレックス土壌で育つ自社のシュナンブランを400Lの木樽で13 ヶ月発酵・熟成しました。輝くクリームイエロー、もぎたてオレンジやパングリエの香り、フルーティーな口あたりにやや残糖を感じるテイスト、ジューシーな味わいを酸とミネラルが下支えしています。 ●生産者について(輸入元資料より) ロワール、モンルイに無農薬の畑でワインを造っているAlexMathur(アレックス・マチュー)というワイナリーがありました。そこの醸造家のエリックは2007年までたった1人でワインを造っておりました。 ワイン造りを勉強する為に2005年にアンボワーズに入学したルドヴィック・シャンソンは、友人がエリックの所に見習いで働いた経緯があり彼と知り合い、同じ無農薬のワインを造りたくてエリックと意気投合して2008年に一緒にワイン造りを始めました。しかしその後、色んな諸事情で2009年からルド(ルドヴィック)が100%オーナーとなり、エリックはワイナリー AlexMathurをルドに売却。ルドはたった1人で切り盛りする事になりました。 そしてそれを機にワイナリーの名前も変更、自分の名前を取ってLudovic Chansonという新しいワイナリーが誕生したのです。1971年Toursの生まれのルドヴィック・シャンソン。 Tours大学を卒業した後、生命科学を専攻し15年間Biologisteとして働いていたが、ワインに興味が変わり、学生に戻りました。そして最終的に選んだのはやはり生まれ故郷のロワールです。実はグレゴリー・ルクレール氏(ドメーヌ・シャウ・エ・プロディージュ)と大の仲良し。 それもそのはず、2005年のアンボワーズの学校で一緒に机を並べた仲なのです。高校を卒業してから入学する生徒が多い中、社会人の枠で知り合いました。そのクラスには何人かの社会人はいたけども、実際自分でワイン造りを始めたのは、たった3人、それだけ現実は厳しいです。その3人の中の2人ルドとグレゴリーは、何か解らない事があると2人で助け合ってワイン造りを行っております。 でも2人共、それぞれたった1人でワイナリーを始めた一匹狼同士、どんなに仲が良くてもいつも孤独と隣り合わせの現実の中、熱い情熱をもって畑で仕事をしております。 ルドが引き継いだ畑は全部で6ha。モンルイなので、シュナンブランがメインで4.6ha、さらにシャルドネが0.65ha、ソーヴィ二ヨンブランが0.75haと全て白品種です。
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【バックヴィンテージ】アンプリシット 2018 / ルドヴィック シャンソン
¥4,750
【2022年1月リリース分】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>ロワール 生産者 ルドヴィック シャンソン 品名 アンプリシット 2018 タイプ 白 品種 シュナンブラン100(手摘み/平均60年) 容量 750ml 発酵&熟成 空気圧式圧搾・400Lの古樽で25 ヶ月間発酵・熟成(マロラクティック発酵あり)・濾過あり・清澄あり 亜硫酸塩 瓶詰時20g/L トータル21mg/L アルコール度 14% *********************************************** 「暗黙=説明などを求めなくとも明らかだ」というキュヴェ名でその通りの味わいです。粘土・シレックス土壌に植わるシュナンブランをプレスし400Lの木樽で25 ヶ月発酵・熟成し20年10月に瓶詰めしました。落ち着いたレモンイエロー、セサミの香りの奥から黄色果実の香り、瑞々しいエキス感に高めの酸とミネラル感が抜群で、沁み入る心地の良いテイストが余韻へと流れます。 ●生産者について(輸入元資料より) ロワール、モンルイに無農薬の畑でワインを造っているAlexMathur(アレックス・マチュー)というワイナリーがありました。そこの醸造家のエリックは2007年までたった1人でワインを造っておりました。 ワイン造りを勉強する為に2005年にアンボワーズに入学したルドヴィック・シャンソンは、友人がエリックの所に見習いで働いた経緯があり彼と知り合い、同じ無農薬のワインを造りたくてエリックと意気投合して2008年に一緒にワイン造りを始めました。しかしその後、色んな諸事情で2009年からルド(ルドヴィック)が100%オーナーとなり、エリックはワイナリー AlexMathurをルドに売却。ルドはたった1人で切り盛りする事になりました。 そしてそれを機にワイナリーの名前も変更、自分の名前を取ってLudovic Chansonという新しいワイナリーが誕生したのです。1971年Toursの生まれのルドヴィック・シャンソン。 Tours大学を卒業した後、生命科学を専攻し15年間Biologisteとして働いていたが、ワインに興味が変わり、学生に戻りました。そして最終的に選んだのはやはり生まれ故郷のロワールです。実はグレゴリー・ルクレール氏(ドメーヌ・シャウ・エ・プロディージュ)と大の仲良し。 それもそのはず、2005年のアンボワーズの学校で一緒に机を並べた仲なのです。高校を卒業してから入学する生徒が多い中、社会人の枠で知り合いました。そのクラスには何人かの社会人はいたけども、実際自分でワイン造りを始めたのは、たった3人、それだけ現実は厳しいです。その3人の中の2人ルドとグレゴリーは、何か解らない事があると2人で助け合ってワイン造りを行っております。 でも2人共、それぞれたった1人でワイナリーを始めた一匹狼同士、どんなに仲が良くてもいつも孤独と隣り合わせの現実の中、熱い情熱をもって畑で仕事をしております。 ルドが引き継いだ畑は全部で6ha。モンルイなので、シュナンブランがメインで4.6ha、さらにシャルドネが0.65ha、ソーヴィ二ヨンブランが0.75haと全て白品種です。
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エルサシッシュ イズ ボンビッシュ 2020&2021 / クリスチャン ビネール
¥3,600
SOLD OUT
【アルザスのリースリングの名手】 【共同プロジェクト商品】 【あふれるフルーツ感】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>アルザス 生産者 クリスチャン ビネール 品名 エルサシッシュ イズ ボンビッシュ 2020&2021 タイプ 白 品種 リースリング100 容量 750ml 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル9mg/L 備考 無濾過・無清澄 *********************************************** アムルシュヴィール村のドゥロランの区画で育つリースリングを発酵・熟成しました。ディスクの厚いグリーンイエロー色、パッションフルーツやパイナップルの甘い香りと白胡椒やナツメグのスパイス香を感じます。旨味が拡がるたっぷりのエキス感とパイナップルの茎の甘酸っぱい酸をアクセントとし、複雑味が加わったアフターはしっかりとした余韻が続きます。 新キュヴェとなるBombischは、クリスチャンの友人であるローランのブドウ(リースリング)を使っています。この畑はサロンデヴァン(旧アムルシュヴィール)とルシャンデアルエット(旧カッツェンタール)の畑近くにあり、現在、数年かけてビオロジックへ転換中です。2020年からローランとは一緒に仕事をしており、ビオ転換中の畑ではクリスチャンと彼双方のフィロソフィーの元、ブドウが育てられています。この畑のリースリング全量をクリスチャンが彼のキュヴェとしてワインを仕込んでおり、今回リリースされるBombischはこの共同プロジェクトのお披露目作であり、2020と2021VTGのブレンドです。 ●生産者について(輸入元資料より) アルザス地方のコルマールよりすぐ北のAmmerschwihrという村に位置するDomaineBinnerは1770年からワイン造りを行っている、非常に名門の家族です。 醸造に関しては農業本来の姿をモットーとして、無農薬を徹底し、SO2もほとんど使用しておりません。今でこそ無農薬のスタイルが見直されておりますが、お父様の時代には化学肥料がもてはやされた頃でした。その時代にもかたくなに一貫して無農薬の農業を続けました。まわりの人に変わっていると散々言われましたが、このスタイルを一貫して守り続けた造り主です。収穫も手で行っている為、家族だけで手入れが出来る11haの畑を大切に守っております。アルザスでは決して大きな造り主ではありませんが、先祖代々から大切に受け継がれた財産は、カーブの中1つとってもうかがえます。 まず古いヴィンテージのワインが数多くストックとして残っており、アイテムが多い為に各ストック場所がCaveの地図で管理されているのです。歩いていると偶然1955年のリースリングを発見、珍しいヴィンテージなので、譲ってくれないかと申し出たら瓶を見せてくれて、「目減りがすごいので譲りたいが残念ながら出来ない」と、品質に関する徹底した姿勢が伺えまし た(実際は大丈夫な程度なものですが…)。 Binner家のワインの味わいはウルトラ自然、一度飲んだら誰でも忘れることが出来ない程、印象的な香りと厚みとエレガンスを備えたスーパーワイン。看板商品です。アルザスリースリングと言えば、ビネールと言われる程、最近ではお陰様にも認知度もあがって参りました。こういうワインを扱わさせて頂く事に誇りを感じます。 (新井順子)
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リースリング グラニット 2019 / マルク テンペ
¥4,600
●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>アルザス 生産者 マルク テンペ 品名 リースリング グラニット 2019 タイプ 白 品種 リースリング100 容量 750ml 発酵&熟成 25hlのフードルで24ヶ月 亜硫酸塩 瓶詰時少量添加 トータル105mg/L 備考 軽く濾過・無清澄 *********************************************** 旧区画名がサンティポリットで村名のギリシャ語の由来が跳ね馬である事からエチケットに描きました。砂化した花崗岩土壌のリースリングをプレスし、25hlのフードルで24 ヶ月発酵・熟成しました。 クリーンイエローの外観、洋ナシやリンゴジャム、キャラメル、フローラル香、甘みと旨味が拡がるアタック、カリンと洋ナシの香りを伴いたっぷりのエキスがアフターまで続きます。 ●生産者について(輸入元資料より) ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。標高は225 ~ 260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。 初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。そう彼の畑はビオディナミ。総面積8haの畑で、93年からビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。見れば樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)も。除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」 太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。房、茎をつけたまま優しく5 ~ 6時間かけてプレスします。「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。
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マルト ヴァイス 2021 / ヴァイングート ヴェルナー
¥3,400
SOLD OUT
【品種の宝石箱やぁ~】 【毎年の人気商品】 【トロピカルアロマと個性的な味わい】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 ドイツ>ラインヘッセン 生産者 ヴァイングート ヴェルナー 品名 マルト ヴァイス 2021 タイプ 白 品種 ミュラートゥルガウ、ファーバーレーベ、ヴュルツァー、シルヴァーナー ショイレーベ、バッカス、リースリング(手摘み/平均40年) 容量 750ml 発酵&熟成 10hlのフードルで12ヶ月間発酵・熟成 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル15mg/L未満 備考 無濾過・無清澄 *********************************************** 9月中旬に収穫した7品種を21年はとても冷涼な年であったため、温暖な年は2週間程の醸しを行うのに対して本品は醸しを1ヶ月行いプレスし、フードルで12ヵ月発酵・熟成、瓶詰め前にアッサンブラージュしました。白濁したグリーンイエロー色、梨やカリン、白い花、ネクターの香り、ほんのり渋みとピールの旨味あるアタックにグレープフルーツを食べた時の酸味とジューシーな味わいのバランスが良い逸品です。 ●生産者について(輸入元資料より) ラインヘッセン地方のマルティン・ヴェルナー氏は1993年生まれ。ヴェルナー家は代々ブドウ造りを生業にしており、祖父の代まではスパークリングワイン用に全てのブドウを売っておりました。 マルティンの父の代から自社ブドウを使った醸造を開始。 男3人兄弟の次男坊のマルティンの父親は寡黙で厳格な昔気質、幼少の頃から厳しく育てられました。 在学中の10代は、ギターやドラム、ペインティングなど音楽やアートが大好きで、さらに数学も得意だった彼は自由な発想を形にしたいと建築家になる思いをもっていたそうです。 ところが卒業前に、父親から知人のワイナリーの収穫の手伝いに派遣され、大きく人生と 考えを方向転換します。 自らに『ヴィニュロンのDNAが宿っている』ことに気付いた彼は、卒業後は様々なワイナリーで研修生として働きワイン造りの勉強を開始、2015年にはオーストリアのナチュラルワインの造り手グートオッガウ、2016年はフランスのマタッサで学びます。 そんな折、父親が病気で倒れてしまい、2016年秋、マタッサでの収穫終了後、彼は実家に戻ります。そして父の持つ7haの畑のうち3haを自分のタイミングで収穫し、2016VTGより初めて自らのワイン造りを開始。 (マルトワインシリーズの誕生です。マルトとは彼のニックネームです) これを契機に実家の畑の一部を正式に譲り受け、自らの修行で得た知識を元にブドウ造り・ワイン造りを開始。 彼が目指すのは無農薬の畑でのブドウ造りと自然酵母での発酵と酸化防止剤無添加のナチュラルワイン。 ナチュラルで透明感ある味わいをベースに、軽やかさと複雑さを兼ね備えたワインが彼の目指す基本スタイルです。ゆくゆくはクラシカルなスタイルのリースリングを造ることを視野に入れながらも、まだまだ若いので今は自由な発想でリスクに挑戦していきたいと語ります。 2016年の初VTGに父から譲りうけた畑は、現在計4.5haまで引き継いでおります。譲り受けた区画は、標高300mの小高い丘まるごと360度をぐるりと囲むようにブドウが植えられており、北側の斜面はWURZER(ビュルツァー)、FABER(ファーバー)、BACCHUS(バッカス)、MULLER-THURGAU(ミュラートゥルガウ)、SYLVANER(シルヴァーナー)、SCHEUREBE(ショイレーベ)が混色で植えられており、土壌は小石混じりの砂岩土壌です。 南側の斜面がRIESLING(リースリング)の単一畑となっています。 現在、父と三男が実家でマルティンを手伝っており、長男の兄は別のワイナリーで研修中。 将来は兄も実家にS戻る予定で、男4人で実家すべての畑を無農薬に変え、ますますナチュラルワインに傾倒していくと夢を語るマルティン。 協力を惜しまず自由に畑・ワイン造りに挑戦させてくれる父に感謝してもしきれないと語るマルティン、ワイン造りで自らの発想を具現化する若い芸術家の今後に期待が高まります。
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ピノノワール 2021 / クラインクネヒト
¥3,900
【数年ぶりの入荷】 【ビンテージの割にこなれた味わい】 【優しいタンニンでコスパ抜群】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 フランス>アルザス 生産者 クラインクネヒト 品名 ピノノワール 2021 タイプ 赤 品種 ピノノワール100 容量 750ml 発酵&熟成 ステンレスタンクで3週間醸し、空気圧式圧搾17hlと20hlのフードルで8 ヶ月間発酵(ピジャージュ 1回)・熟成 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル 2mg/L 備考 無濾過・無清澄 **************************************** 1998年より自ら無農薬を実践し2014年にデメテールを取得、畑で学びを得てきたアンドレが樹齢34年のピノノワールを3週間醸し後プレスし、フードルで8カ月発酵・熟成を行いました。紫ガーネット色、アメリカンチェリーやブラックチェリー、湿った土の香り、穏やかなアタックに柔らかなタンニンと摘みたてベリーの酸味、ゆっくりと果実味が拡がる中程度のアフターです。 ●生産者について(輸入元資料より) アルザス地方は北のBAS RHIN県と南のHAUT RHIN県の2つの行政から成立つワイン産地で、フランスでも2番目にGNPの高い豊かな地方です。1位は勿論パリ市のイル・ド・フランスですから、実質地方都市としては断トツです。フランス通なら67番の車はストラスブールが県庁、68番がコルマールは県庁とご存知ですね。ドイツと隣接し、標識も目に付くアナウンスはフランス語とドイツ語の2つで書かれております。 そのストラスブールのバーラン県に位置する小さな村、MITTELBERGHEIMに7代続く名門KLEINKNECHT家。長男アンドレ・クラインネクト氏は1968年8月4日生まれ。1991年からワイナリーを手伝い、醸造家として25年以上の経験豊富な乗りに乗った働き盛りの生産者です。 お父様は2002年に引退し、その後はアンドレが全て引き継ぎ、その当時7.5haの規模でしたが、ゆっくりと畑を買い増し、現在は9.5haの所有者となりました。1998年にBIOに切り替え、2012年からビオディナミ農法に切り替えました。デメテールには2014年から申請。瓶詰めはお爺様の時代から始め、お父様の時代は馬で畑を耕しておりました。今は馬を手放してしまったけど、時々友人の馬で畑の一部を耕しております。畑は無農薬ですが、ナチュラルワインに切り替えたのは最近です。彼のラインの半分以上は無農薬ワインですが、醸造過程に拘るナチュラルワインではありません。SO2を使用しないワインの存在は知ってはいたけど、なかなか踏み切れませんでした。 そんな時、クリスチャン・ビネール氏やパトリック・メイエー氏と出会い、「自分でも実践してみよう!」と決意しました。ご存知の通り、今はJura地方やAlsace地方で若い生産者がどんどんナチュラルワインを造り始めております。アルザスは元々ビオディナミの本拠地でしたが、なかなか浸透しませんでしたが、アンドレのような生産者が一気にナチュラルワインの世界に足を踏み入れ、新たな時代が到来しているのです。 ピノブラン33% リースリング29% ピノグリ9% ミュスカ1% ゲヴュルツトラミネール10% ピノノワール8% シャルドネ2% シルヴァネール2%他6%実は今、どんどんピノノワールを植樹しております。勿論クローンでないので時間はかかりますが非常に素晴らしいピノノワールで、ここのクレマン・ロゼは本当に綺麗で美味しいです。勿論他のワインも美味しいですが、収量は他のアルザスの生産者と同じ位取れるので、厚みは若干弱いです。しかし値段はカジュアルで非常にコスパの良い優良生産者です。 近所の農業高校でワインを学びましたが、その頃学んだ事はすっかり忘れているし、実践的ではないと笑っていました。彼は無農薬の生産者が少ない98年~無農薬に挑戦し、自分で自ら勉強したのです。学校で学ぶより畑で色々試行錯誤をして学んで来た、たたき上げの醸造家です。お父様の代では化学肥料を使っており、実際は父親よりも自ら見聞きしてアンドレの栽培方法を身に着けました。ナチュラルワインへは2015年に転向しましたが、畑に対する愛情・知識は半端ではありません。ドイツ人のような几帳面な性格で、一つ一つ慎重に丁寧に仕事を進めます。ですから今年より来年、来年より再来年と確実にワインの味わいに反映される事間違いなし。良心的で地元で殆ど消費されておりましたが、これから色んな企画をアンドレと一緒に開発する予定ですので、楽しみにしていて下さい。 (2016年9月13日第一回目訪問・2017年1月26日第二回目試飲)
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ハシミ サペラヴィ クヴェヴリ 2019 / テリアニ ヴァレー
¥2,900
【モンテプルチャーノのような黒果実系のニュアンス】 【クヴェヴリ感はそこそこ】 【フルよりのテイストでクヴェヴリ感を味わいたいなこちら】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 ジョージア>レチュフミ 生産者 テリアニ ヴァレー 品名 ハシミ サペラヴィ クヴェヴリ タイプ 赤 品種 サペラヴィ100 容量 750ml 発酵&熟成 クヴェヴリ 備考 **************************************** 濃いガーネットの色調。ベリーを思わせる特有のアロマと風味があり、濃縮感のある独特な複雑性のあるワイン。フルボディでなめらかな心地よい余韻が長く続く。 ●生産者について(輸入元資料より) テリアニ ヴァレーは14世紀にロシア皇帝の兄弟が設立したワイナリー。数世紀に渡り皇帝一族のワインを造り続けていました。その上質な味わいが一族の中で評判となったことで、当時無名だったカヘティ地方は1890年代に一躍有名となり、現在もジョージア屈指のワイナリーの地位を守っています。
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アレクサンドルーリ クヴェヴリ 2020 / テリアニ ヴァレー
¥2,900
【ピノノワールのような赤果実系のニュアンス】 【クヴェヴリ感はそこそこ】 【エレガントよりのテイストでクヴェヴリ感を味わいたいならこちら】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 ジョージア>レチュフミ 生産者 テリアニ ヴァレー 品名 アレクサンドルーリ クヴェヴリ 2020 タイプ 赤 品種 アレクサンドルーリ100 容量 750ml 発酵&熟成 クヴェヴリ 備考 **************************************** 濃いルビーレッドの色調。ラズベリーやブラックチェリーの素晴らしい香りに品種の特徴が表れている。タンニンはビロードのようになめらかで調和のとれたフルボディ。長い余韻が続き、さらに熟成させても楽しめる。 ●生産者について(輸入元資料より) テリアニ ヴァレーは14世紀にロシア皇帝の兄弟が設立したワイナリー。数世紀に渡り皇帝一族のワインを造り続けていました。その上質な味わいが一族の中で評判となったことで、当時無名だったカヘティ地方は1890年代に一躍有名となり、現在もジョージア屈指のワイナリーの地位を守っています。
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51 ヴァラエティーズ 2020 / テリアニ ヴァレー
¥2,900
SOLD OUT
【本場のオレンジワインでクヴェヴリ感全開!!】 【好き嫌いがハッキリ分かれる味】 【旨味があり非常にドライで和食や中華と相性◎】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 ジョージア>カヘティ 生産者 テリアニ ヴァレー 品名 51 ヴァラエティーズ 2020 タイプ オレンジ 品種 51種類の白ブドウ 容量 750ml 発酵&熟成 クヴェヴリ 備考 **************************************** 琥珀色の色調。洋ナシやドライマルメロ、スパイスのキリっと際立つアロマはオツハヌリ・サペレの特徴。ビロードのようなタンニンで長い余韻が続く。若飲みワイン。 ●生産者について(輸入元資料より) テリアニ ヴァレーは14世紀にロシア皇帝の兄弟が設立したワイナリー。数世紀に渡り皇帝一族のワインを造り続けていました。その上質な味わいが一族の中で評判となったことで、当時無名だったカヘティ地方は1890年代に一躍有名となり、現在もジョージア屈指のワイナリーの地位を守っています。
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リトル ブテオ 2020 / ミヒャエル ギンドル
¥3,000
【透明感のある味わい】 【大樽のかかりかたが絶妙】 【自然派だけどシンプルに美味】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 オーストリア>ニーダーエスタライヒ>ヴァインフィアテル 生産者 ミヒャエル ギンドル 品名 リトル ブテオ 2020 タイプ 白 品種 グリューナーヴェルトリーナー100 容量 750ml 発酵&熟成 20hlのフードルで11ヶ月間発酵・熟成 亜硫酸塩 瓶詰め時 20mg/L トータル 20mg/L 備考 無濾過・無清澄 **************************************** エチケットは緑豊かな作物が育つ土壌にのみ育つ小動物を捕食するノスリ(鷹の一種)で、ミヒャエルの自然へのアプローチを表すシンボルです。グリューナーヴェルトリーナーを8月下旬に収穫しプレス後、ステンレスタンクで9 ヶ月発酵・熟成しました。ライトイエ ロー色、フルーツヴィネグレットやレモンエキスのアロマ、太めの酸と甘みが拡がるミネラル感のあるクリアな味わいが特徴です。 ●生産者について(輸入元資料より) Michael Gindl(ミヒャエル・ギンドル)のワイナリーがあるHohenruppersdorf(ホーエンルッパーズドルフ)村は、ウィーンから30km北へいった穏やかな斜面をもつ丘と森にかこまれた海抜240mの場所にあります。14世紀の文献にこの村最古の畑の名前〝SOL〟の記載があるほど、この村では大昔よりワイン造りを生業の一つとしており、220haのブドウ畑はヴァインフィアテル南部最大のワイン生産地域でもあります。 ちなみに〝SOL〟は太陽という意味もあり、その両方へ敬意を表す意味で彼の全てのワインラベルに記載されています。 土壌は主にロームとレスで構成されており、気候は暖かい夏とマイナス25度まで気温が下がることもある寒い冬の大陸性気候です。 『俺が子供の時、冬はいつも雪が降積っていた。しかし今では雪は積もらず雨が少し降るだけだ...』とミヒャエルがいうように、気候変動の影響はこの地にも表れており、実際、現在は冬の期間はそれほど気温も下がらず、ワイン生産者にとっては新たな挑戦となっています。今や他のヴァインフィアテルの地域と比較するよりもブルゲンラントと比較した方がいいほど暖かくなっているそうです。 ギンドル家は他のオーストリアの生産者と同じく、ワイン造りだけでなく穀物を育て家畜を飼い、林業をも営んできました。それはなんと1807年から脈々と受け継がれてきております。1983年生まれのミヒャエルは祖父が早くなくなった影響で、なんと高校時代にすでにワイン醸造を担当しており、外国へ農業・醸造研修へも行かずただ自分と自分のワイン造りに向き合ってきました。2002年に農業学校を卒業、当たり前のようにその時すでに彼は実家の農業全てを継ぐ決意をしており、2005年に全てを引き継ぎます。 前年の2004年クリスマス、現在の彼に至る決定的、衝撃的な経験を彼は忘れられません。 『クリスマスに自分が醸造した2003ヴィンテージのウェルシュリースリングを飲んだんだ。とても信じられずショックだったよ...まだ1年も経っていないにも拘らず、すでにピークを越え酸化していたんだ。しかし、この時一緒に飲んだ祖父がつくった1979や1983ヴィンテージのワインは2Lボトルでとてもシンプルなスタイルだったけど、まだフレッシュで楽しめたんだ。なぜ自分のワインは...、なぜ祖父のワインはより生き生きしているのか...と考え記憶を辿ったんだ。 行きついた答えはとてもシンプルだったよ。祖父はもっとシンプルにワインをつくっていたんだ。ワインの邪魔をしなかったんだよ。より我慢強く、よりワインに時間を与えていたんだ。この経験が俺にとって全てのスタートであり夜明けみたいなものなんだよ』 この経験以後、ミヒャエルはすぐに搾汁・発酵・熟成にもっと時間をかけるようになります。澱の上でゆっくりと液体を寝かせ、すぐにフィルターするのをやめました。同時に彼は畑の在り方も見直すようになりました。 まずは全ての穀物畑を貸出し、より畑仕事に集中できる体制をつくる所から始めます。ビオディナミ農法を試行・実践し畑ができるだけストイックに、強くなるよう改良していきます。 例えばこの地域では1haに約3,000本のブドウ樹を植えますが、彼は7,000本、優良な区画には9,000本を植えております。これは収穫量を狙っているのではなく、ブドウ樹達を健全に競争させた方が長い目で見るとブドウは強くなるとの確信のもと実践しました。 ビオディナミ農法実践以後、畑は昆虫、野生の鳥類、野花に満たされました。この数年の間にはさらなる生物多様性を畑にもたらす目的で家畜も増やし、牛、馬、羊を飼い畑仕事の手伝いをもさせています。結果、畑はエネルギーに満ち病気や害虫にも格段に耐性が増しました。 2010年、彼は貸し出していた全ての穀物畑を取り戻し、現在は25haの土地をもちます。そのほとんどは牛と馬の餌場と穀物畑です。ブドウ畑はそのうちの10haになります。 醸造も今やゆっくりと時間をかけてブドウをプレスし一切の酵母添加をせずに自然酵母のみ、温度管理もなしで安定的な発酵を実現させています。 『できるだけ自然な発酵に介入しない様に努力しているよ。実際にはNothingだ!』と彼は言います。長期間、澱と共に樽の中で熟成させ酸化防止剤添 加は瓶詰前に極少量のみに限っています。将来的には白ワインはステンレスタンクの使用をもっと抑え、自分の土地の森でとれたアカシアとオークの樽使用を増やすつもりでいるそうです。 赤ワインはすでに100%、セラーの中の地中に埋めたアンフォラで発酵・熟成させています。 2016年に彼はデメテールの認証をとっております。
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フローラ 2021 / ミヒャエル ギンドル
¥3,500
【カボスのような酸味】 【温度が上がると蜜っぽさも】 【ラベルとテイストがリンク】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 オーストリア>ニーダーエスタライヒ>ヴァインフィアテル 生産者 ミヒャエル ギンドル 品名 フローラ 2021 タイプ 白 品種 リースリング/ショイレーベ/ゲルバー・ムスカテラー 容量 750ml 発酵&熟成 ステンレスタンクで発酵・熟成 亜硫酸塩 瓶詰め時 20mg/L トータル 15mg/L 備考 無濾過・無清澄 **************************************** ブドウを収穫する8月末にはまだ畑を覆う植物たちが花咲かせていることからフローラと名づけました。トラクターと馬で耕す畑で育った3品種をプレスし、ステンレスタンクで発酵・熟成しました。輝きのあるクリアなイエロー色、フローラルな香りにライラックやリンゴ、カボス、アップルミントの香り、豊かな果実味にジューシーで、カボスの美味しい酸が心地よいです。 ●生産者について(輸入元資料より) Michael Gindl(ミヒャエル・ギンドル)のワイナリーがあるHohenruppersdorf(ホーエンルッパーズドルフ)村は、ウィーンから30km北へいった穏やかな斜面をもつ丘と森にかこまれた海抜240mの場所にあります。14世紀の文献にこの村最古の畑の名前〝SOL〟の記載があるほど、この村では大昔よりワイン造りを生業の一つとしており、220haのブドウ畑はヴァインフィアテル南部最大のワイン生産地域でもあります。 ちなみに〝SOL〟は太陽という意味もあり、その両方へ敬意を表す意味で彼の全てのワインラベルに記載されています。 土壌は主にロームとレスで構成されており、気候は暖かい夏とマイナス25度まで気温が下がることもある寒い冬の大陸性気候です。 『俺が子供の時、冬はいつも雪が降積っていた。しかし今では雪は積もらず雨が少し降るだけだ...』とミヒャエルがいうように、気候変動の影響はこの地にも表れており、実際、現在は冬の期間はそれほど気温も下がらず、ワイン生産者にとっては新たな挑戦となっています。今や他のヴァインフィアテルの地域と比較するよりもブルゲンラントと比較した方がいいほど暖かくなっているそうです。 ギンドル家は他のオーストリアの生産者と同じく、ワイン造りだけでなく穀物を育て家畜を飼い、林業をも営んできました。それはなんと1807年から脈々と受け継がれてきております。1983年生まれのミヒャエルは祖父が早くなくなった影響で、なんと高校時代にすでにワイン醸造を担当しており、外国へ農業・醸造研修へも行かずただ自分と自分のワイン造りに向き合ってきました。2002年に農業学校を卒業、当たり前のようにその時すでに彼は実家の農業全てを継ぐ決意をしており、2005年に全てを引き継ぎます。 前年の2004年クリスマス、現在の彼に至る決定的、衝撃的な経験を彼は忘れられません。 『クリスマスに自分が醸造した2003ヴィンテージのウェルシュリースリングを飲んだんだ。とても信じられずショックだったよ...まだ1年も経っていないにも拘らず、すでにピークを越え酸化していたんだ。しかし、この時一緒に飲んだ祖父がつくった1979や1983ヴィンテージのワインは2Lボトルでとてもシンプルなスタイルだったけど、まだフレッシュで楽しめたんだ。なぜ自分のワインは...、なぜ祖父のワインはより生き生きしているのか...と考え記憶を辿ったんだ。 行きついた答えはとてもシンプルだったよ。祖父はもっとシンプルにワインをつくっていたんだ。ワインの邪魔をしなかったんだよ。より我慢強く、よりワインに時間を与えていたんだ。この経験が俺にとって全てのスタートであり夜明けみたいなものなんだよ』 この経験以後、ミヒャエルはすぐに搾汁・発酵・熟成にもっと時間をかけるようになります。澱の上でゆっくりと液体を寝かせ、すぐにフィルターするのをやめました。同時に彼は畑の在り方も見直すようになりました。 まずは全ての穀物畑を貸出し、より畑仕事に集中できる体制をつくる所から始めます。ビオディナミ農法を試行・実践し畑ができるだけストイックに、強くなるよう改良していきます。 例えばこの地域では1haに約3,000本のブドウ樹を植えますが、彼は7,000本、優良な区画には9,000本を植えております。これは収穫量を狙っているのではなく、ブドウ樹達を健全に競争させた方が長い目で見るとブドウは強くなるとの確信のもと実践しました。 ビオディナミ農法実践以後、畑は昆虫、野生の鳥類、野花に満たされました。この数年の間にはさらなる生物多様性を畑にもたらす目的で家畜も増やし、牛、馬、羊を飼い畑仕事の手伝いをもさせています。結果、畑はエネルギーに満ち病気や害虫にも格段に耐性が増しました。 2010年、彼は貸し出していた全ての穀物畑を取り戻し、現在は25haの土地をもちます。そのほとんどは牛と馬の餌場と穀物畑です。ブドウ畑はそのうちの10haになります。 醸造も今やゆっくりと時間をかけてブドウをプレスし一切の酵母添加をせずに自然酵母のみ、温度管理もなしで安定的な発酵を実現させています。 『できるだけ自然な発酵に介入しない様に努力しているよ。実際にはNothingだ!』と彼は言います。長期間、澱と共に樽の中で熟成させ酸化防止剤添加は瓶詰前に極少量のみに限っています。将来的には白ワインはステンレスタンクの使用をもっと抑え、自分の土地の森でとれたアカシアとオークの樽使用を増やすつもりでいるそうです。 赤ワインはすでに100%、セラーの中の地中に埋めたアンフォラで発酵・熟成させています。 2016年に彼はデメテールの認証をとっております。
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【再入荷】クイント クアルト シヴィ 2022 / フランコ テルピン
¥3,800
【淡いカラメル色のオレンジワイン】 【しっかりとした酸味に旨味抜群】 【ついついグラスに手が伸びます】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 イタリア>フリウリ ヴェネツィア ジューリア 生産者 フランコ テルピン 品名 クイント クアルト シヴィ 2022 タイプ オレンジ 品種 ピノグリージョ100 容量 750ml 発酵&熟成 ステンレスタンクで8カ月熟成 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル 12mg/L 備考 無濾過 **************************************** 林檎や夏みかんなどの果実香に、ハーブやハチミツのニュアンス。酸味はしっかりとしていて、全体は滑らかかつまとまりのある仕上がりです。 ●生産者について(輸入元資料より) フランコ・テルピンはスロヴェニアの国境に接したサン・フロリアーノ・デル・コッリオに位置する生産者です。テルピン家はこのサン・フロリアーノ・デル・コッリオで何世代にもわたって葡萄栽培を続けてきた農家で、長い間地元の協同組合に葡萄を卸すのみでしたが、1994年から自社での瓶詰めを始めます。その後、地元のカリスマ生産者「ヨスコ・グラヴナー」や、トスカーナの有名醸造コンサルタント「アッティリオ・パーリ」との出会いにより、90年代後半から、有機栽培へと移行し、また、白ワインでもマセラシオンを行うなど、フリウリの伝統的な醸造を試み始めます。 テルピンの畑は、白ワインやメルローの銘醸地として有名なコッリオの中でも一番標高の高い一帯(標高約150m)に畑を所有し、非常にアロマティックな葡萄が生み出されます。土壌はコッリオの特徴である「ポンカ」と呼ばれる粘土質やシルト(大きめの砂質)、フリッシュ(白亜紀初期~第三紀漸新世の砂岩・泥岩)の混じる土壌です。ここで何世代にも渡って葡萄栽培を続けてきた先祖や土地への敬意、そして自分のワインを口にする人々への愛情をあらわすため、有機栽培の専門家「ミシェル・バルボー」のアドバイスを得て、認証はないながらも、現在はビオディナミに準じた栽培を行ない、硫黄や硫酸銅は必要に応じて散布、500番プレパラシオン(牛の角に詰めた牛糞)を肥料として使用しております。またハーブを発酵させて肥料として使用するなど、徹底して自然な物のみで栽培を行なっております。また自身のワイナリーのロゴにもビオディナミの象徴である月をあしらったデザインを採用しております。 醸造面では、フリウリ独特の醸造方法である白ワインでのマセラシオンを行う他、野生酵母での発酵、無濾過、無清澄、そしてSO2の使用は瓶詰め時のみで必要最低限に留めるなど、極力自然のままの醸造を心がけております。弊社スタッフ訪問時も、会話の中で、「ワインの個性」「綺麗な葡萄造り」という言葉をしきりに使用しており、また、「ワインは自分の子供のようで、少し手を加えて個性を伸ばすことが大切」という言葉に、彼のワイン造りに対する哲学の一端が垣間見られました。
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ゲヴェルツトラミネール 2020 / クラインクネヒト
¥3,500
SOLD OUT
【人気商品】 【ゲヴェルツらいしいライチやトロピカルなアロマ】 【果実味がありスッキリとした酸】 ●商品スペック **************************************** 生産地域 フランス>アルザス 生産者 クラインクネヒト 品名 ゲヴェルツトラミネール 2020 タイプ 白 品種 ゲヴェルツトラミネール100 容量 750ml 発酵&熟成 10hlのステンレスタンクで12 ヶ月間発酵・熟成 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル 11mg/L 備考 無濾過・無清澄 **************************************** 20年は暑く乾燥した年でした。泥灰土・石灰土壌で育つゲヴュルツトラミネールをプレス、10hlのステンレスタンクで12 ヶ月発酵・熟成しました。グリーンイエロー色、ライチや金木犀、フローラルですが若摘みの青い香りを感じます。ドライなアタックにほのかな苦みとスパイシーなニュアンス、スッキリとしていて酸味も心地よくAアフターまで続きます。 ●生産者について(輸入元資料より) アルザス地方は北のBAS RHIN県と南のHAUT RHIN県の2つの行政から成立つワイン産地で、フランスでも2番目にGNPの高い豊かな地方です。1位は勿論パリ市のイル・ド・フランスですから、実質地方都市としては断トツです。フランス通なら67番の車はストラスブールが県庁、68番がコルマールは県庁とご存知ですね。ドイツと隣接し、標識も目に付くアナウンスはフランス語とドイツ語の2つで書かれております。 そのストラスブールのバーラン県に位置する小さな村、MITTELBERGHEIMに7代続く名門KLEINKNECHT家。長男アンドレ・クラインネクト氏は1968年8月4日生まれ。1991年からワイナリーを手伝い、醸造家として25年以上の経験豊富な乗りに乗った働き盛りの生産者です。 お父様は2002年に引退し、その後はアンドレが全て引き継ぎ、その当時7.5haの規模でしたが、ゆっくりと畑を買い増し、現在は9.5haの所有者となりました。1998年にBIOに切り替え、2012年からビオディナミ農法に切り替えました。デメテールには2014年から申請。瓶詰めはお爺様の時代から始め、お父様の時代は馬で畑を耕しておりました。今は馬を手放してしまったけど、時々友人の馬で畑の一部を耕しております。畑は無農薬ですが、ナチュラルワインに切り替えたのは最近です。彼のラインの半分以上は無農薬ワインですが、醸造過程に拘るナチュラルワインではありません。SO2を使用しないワインの存在は知ってはいたけど、なかなか踏み切れませんでした。 そんな時、クリスチャン・ビネール氏やパトリック・メイエー氏と出会い、「自分でも実践してみよう!」と決意しました。ご存知の通り、今はJura地方やAlsace地方で若い生産者がどんどんナチュラルワインを造り始めております。アルザスは元々ビオディナミの本拠地でしたが、なかなか浸透しませんでしたが、アンドレのような生産者が一気にナチュラルワインの世界に足を踏み入れ、新たな時代が到来しているのです。 ピノブラン33% リースリング29% ピノグリ9% ミュスカ1% ゲヴュルツトラミネール10% ピノノワール8% シャルドネ2% シルヴァネール2%他6%実は今、どんどんピノノワールを植樹しております。勿論クローンでないので時間はかかりますが非常に素晴らしいピノノワールで、ここのクレマン・ロゼは本当に綺麗で美味しいです。勿論他のワインも美味しいですが、収量は他のアルザスの生産者と同じ位取れるので、厚みは若干弱いです。しかし値段はカジュアルで非常にコスパの良い優良生産者です。 近所の農業高校でワインを学びましたが、その頃学んだ事はすっかり忘れているし、実践的ではないと笑っていました。彼は無農薬の生産者が少ない98年~無農薬に挑戦し、自分で自ら勉強したのです。学校で学ぶより畑で色々試行錯誤をして学んで来た、たたき上げの醸造家です。お父様の代では化学肥料を使っており、実際は父親よりも自ら見聞きしてアンドレの栽培方法を身に着けました。ナチュラルワインへは2015年に転向しましたが、畑に対する愛情・知識は半端ではありません。ドイツ人のような几帳面な性格で、一つ一つ慎重に丁寧に仕事を進めます。ですから今年より来年、来年より再来年と確実にワインの味わいに反映される事間違いなし。良心的で地元で殆ど消費されておりましたが、これから色んな企画をアンドレと一緒に開発する予定ですので、楽しみにしていて下さい。 (2016年9月13日第一回目訪問・2017年1月26日第二回目試飲)
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エリソンマラン シャルドネ ブラン 2022 / ジャック フレラン
¥2,200
SOLD OUT
【数年ぶりの入荷の人気商品】 【醸造者引退によりラストビンテージ】 【華やかアロマのスッキリシャルドネ】 ●商品スペック *********************************************** 生産地域 フランス>ラングドック 生産者 ジャック フレラン 品名 エリソンマラン シャルドネ ブラン 2022 タイプ 白 品種 シャルドネ100 容量 750ml 発酵&熟成 ステンレスタンク 亜硫酸塩 瓶詰時無添加 トータル10mg/L未満 備考 無濾過・無清澄 *********************************************** モンペリエのネゴシアンが供給する無農薬ブドウ且つSO2無添加でこの価格、環境保全と生物多様性の象徴ハリネズミをラベルに冠しました。クリアなグリーンイエロー色、ジューシーなリンゴの香りとライムやセルフィーユのアロマ、フレッシュな口あたりにリンゴを食べた時の味わいのスッキリと心地の良い酸味、豊かなミネラルがアフターまで拡がります。 ●生産者について(輸入元資料より) ラングドックのモンペリエに位置するネゴシアン、オーナーのJacques Frelinジャック・フレラン氏はモンペリエ生まれ。 お父様がブドウ畑を持っていましたが、この辺りの醸造家と同じくブドウを栽培してカーブコペラティフ(農業組合)に売っておりました。彼がブドウ畑を受け継ぎ、折角ならワインを造ろう!と少量で始めたらそれが軌道に乗り、ブドウが足りなくなったのです。そこで自社ブドウに拘らず、同じ無農薬のブドウを周りから買い、ネゴシアンに変更しました。 少しずつ増やしていきましたが、需要の方が追い付かず、どんどん生産量が増えました。 無農薬のブドウを探し、買い付けるのはとても難しいのです。ジャックは自分自身が無農薬の生産者で栽培のスペシャリストだったことと、地元生まれなので沢山の知人がおりました。そして彼自身周りの人にとても信用があったので、生産者も同じ売るなら協同組合ではなく、ジャックに売ろう!と、彼の所にどんどんラングドックの質の良いブドウが集まったのです。 仕事量が増え、会社がどんどん大きくなるにつれ自分達で造るには限界が出てきました。そこで彼の会社はブドウを探し、醸造は別の会社に頼み、瓶詰めとストック管理も別会社に委託するという新しいスタイルに変えました。それは結果経費の無駄を減らし、低料金・高品質の商品をお客様に提供出来るからです。 こういう形態のネゴシアンは沢山存在しておりますが、ジャックの場合は自分が生産者だったので、同じネゴシアンでも1から10まで把握しているため仕事の質が違います。ですから委託醸造でも結果は彼が醸造しているのと同じレベルな程綿密にスケジューリング・管理を行っております。 彼の会社は男性も女性も国籍も全く関係なく、実力主義です。まずワインを造っている責任者は女性、それもチリからフランスに来たオノロジストです。彼女の名はPaula Godoy、1975年8月19日生まれ。チリの大学で醸造学を勉強し、チリのワイナリーに勤務しておりました。そして勉強のため、収穫時期の違うカルフォルニア・ソノマに2001年に醸造をしていた時に今のご主人に出会います。彼はフランス人の同じオノロジスト、2人は結婚して2006年~フランスに移住を決意。今は別々の南仏のワイナリーで働いております。女性で大きなワイナリーの責任者のポジションに就任するのは大変です。パウラは経験・知識は本当に豊富で、体は小さいが持ち前の根性と感性でジャック達のワインを1人で切り盛りしております。他のスタッフは男性だらけ、色々大変な事もあるでしょうが、とても明るい性格なので跳ね返すのでしょう。 彼女は現在醸造をしっかり身につけているので、どんなワインも造る事が出来ます。ただ完全なナチュラルワインにはどうしても彼女は納得しておりません。それはオノロジストの宿命、リスクは取りたくない、そして安定した健全な問題の無いワインを造るのが彼女の使命だからです。時にはビオの酵母菌を添加したり、SO2を使用します。しかしオーナーのジャックは無農薬のブドウで、出来るだけ自然に近い味わいを求めパウラと色々話し合い、今の形が出来上がりました。これはジャックとパウラだから出来た事です。普通この品質を、これだけの大きなインフラレベルでは出来ません。 まずここの収穫は機械で行います。手で収穫すると、その経費はワイン代金に跳ね返るからです。そのため、収穫は温度の低い夜中の2時~ 8時の間に行います。そして全部のブドウは集まった白とロゼはどんどんプレスを始め、その日のお昼にはプレスが完了しております。そのスピード感でワインを健全にプレスします。 そして250hlの大きなタンクに入れ、温度を5度に下げ、24時間そのままにします。翌日上澄みの部分を他のタンクに移し替え、max15度の温度にコントロールして発酵を促進させます。安全に発酵を促進させるため、ビオの酵母菌を添加します。結果、発酵・熟成は短期間で行い、その後低温管理します。普通、こういう現代醸造を行う時は必ずSO2を添加します。しかし入れずに行うため、非常に気を使います。 赤ワインは収穫後、半分エグラッペをしてタンクで65度迄温度を上げます。それは発酵を早く行い、後のマロラティックも起こりやすくするためです。タンニンの抽出度、色合いや渋みの抽出度によりけりですが大体4~12時間と幅が広いです。一度温度を上げすぐにプレス、そしてビオの酵母菌を入れて発酵させます。発酵からマロラティックまで1週間で終了します。 残りの半分は伝統的な造りをします。収穫後エグラッペして、ビオの酵母菌を添加してタンクで約7日間発酵、そのまま1ヶ月マロラティックをします。 そしてこの2つを最後はブレンドして味わいを調整します。考えてみるとある意味合理的なリスク回避管理醸造かもしれません。 このワイナリーは今まで私が選んだ完全ナチュラルワインとは違うコンセプトです。無農薬のブドウで、SO2を入れずに低価格で安全に事故無く大量生産するための醸造方法です。小さなワイナリーで拘っている造りとは違いますが、私は同じワインを造る者として、この価格でよく頑張っていると思います。そのため、瓶詰めやワイン保管等々、効率良く経費を抑えております。自分の会社で出来る部分、他社に委託する効率がいい部分、その両方をよくよく研究しております。この環境下でSO2無しのワインを造れ!と私に言われても無理かもしれません。 (2018.8.30 第二回目訪問 新井順子)